抱っこしやすい服

抱っこ紐、おんぶ紐を安全に使うには保護者と赤ちゃんの服もチェックする必要があると知っていましたか。

服選びと抱っこ紐の装着

最近、オンラインや対面、様々なコンサルティングをしていました。ただし、場合によってママやパパの服装、または赤ちゃんの服が抱っこに向いてなくて、実際に抱っこ紐の装着や練習は困難になっていたこともありました。

素材だけではなく、服装のデザインも大切です。

では、どのような服が良いでしょうか?服装と抱っこの安全面は同繋がっているでしょう。この記事ではこのような問題点を解決しようと思いました。

赤ちゃんの服

現在、抱っこ紐の多くは生まれたばかりの赤ちゃんにも使用可能になっています。新生児用の服のほとんどは100%コットン(綿100%)、またはオーガニックコットンが一般的なので、それで大丈夫です。

赤ちゃんの場合、気を付けないといけないのはデザイン選びです。新生児から縦抱きやM字ポジションが勧められている中、赤ちゃんになんとなくフィットしている服を選ぶのはポイントです。

小さな赤ちゃんによく使われている肌着の一部、または大きめのプレオールなどは非常にゆったりしていて、さらに赤ちゃんの足が見えない、または服から出せないこともあります。横抱きには確かに向いている肌着は縦抱きに使うと、服のほとんどは赤ちゃんの胸あたりに重なります。その際、しっかりと持ち上げるのも大変の中、抱っこ紐に入っている時に呼吸の確認も難しくなる可能性があります。

写真:ゆったりした服の赤ちゃん。足が見えないので、縦抱きで抱っこ紐に入れるのは困難です。

写真:足を分けた長めの服。足を分けることで縦抱きができますが、服は赤ちゃんの前に重なりすぎないように注意!

それ故に、そこまでゆったり感がないデザインを選ぶのは良いと思います。プレオール、ボディやロンパスなら赤ちゃんに両足をM字ポジションに調節するにも簡単です。


またはサイズがかなり大きめの物ではなく、きちんと赤ちゃんの身長と体重に合ったもの、またはほんの少しだけゆったり感があるを選ぶのは大切です。服は赤ちゃんに適切なサイズよりも小さいともちろんダメですが、服が必要なサイズよりも明らかに大きいと抱っこやおんぶの際に多くの生地は赤ちゃんに前に重なったりすることもよくないです。またはハイハイやつかまり立ちの時に躓きや転びの原因になります。少しだけ、赤ちゃんに快適な範囲で少しだけゆったり感があると大丈夫です。

写真:少しゆったり感があって、短い肌着、またはロンパスもOK. ロンパス+足が見える少し長めの肌着、または足を分けられるカバーオールも大丈夫です。寒い時靴下、赤ちゃん用のレッグウォーマーを履かせましょう。

赤ちゃんの服のサイズやデザインを慎重に考えましょう。

新生児から使えるプレオールやロンパス:

H&Mの日本ショップ, GAPなどでもサイズ50から取り扱いがあるようです。または近くのベビー用品のショップでサイズ50から使えるカバーオールを選び、足を分けるように着せます。

大人の服装:

まずは大人の服の素材を見てみましょう。赤ちゃんの服と違って、大人の服は様々な素材でできています。

抱っこ紐の装着の際、シルクなど滑りやすい素材の服をやめましょう。抱っこ紐の位置、またはストラップやベルトもずれやすくなります。ウールやニットのセーターで逆に抱っこ紐の装着、調節がしにくいことも起こりえます。自分用にもコットンなどの日常的に良く使える素材の服を用意しましょう。

事故防止のため、ネックレスや長めのピアスを着けないようにしましょう。服のデザイン的にも、赤ちゃんが口に入れたら、またはてガ届けば危ない部分がないか事前にチェックしましょう。

自分と赤ちゃんの服を合わせる:

自分と赤ちゃんの場合も、なるべく1-2枚の薄めの服にしましょう。抱っこ紐を装着したまま、抱っこ紐の下にある服が脱げません。逆に、装着したままでもカーディガンやポンチョが着やすいです。寒く感じたらいつでも服を着ることができます。

特に赤ちゃんに服を着せ過ぎると、赤ちゃんの体温が上がりすぎる心配もあります。またはもこもこの冬用のダウンコートを抱っこ紐の下に着せると呼吸を妨げる可能性もありますので気を付けましょう。

実際、リングスリング、メイタイやバックル式抱っこ紐の場合は自分と赤ちゃんの服にも抱っこ紐の生地がプラス一層として加わります。ベビーラップの場合、巻き方によって複数の層になることもありますので、抱っこ紐の下に来ている服が薄すめの方が良いです。

では、大人も赤ちゃんにも薄めの服は季節によって1-2-3枚がおすすめです。その上に抱っこ紐を装着し、まだ肌寒い感じでしたら上にカーディガンやベビーウェアリング用のコートを着ましょう。